「第2次樺太鉄道調査隊」2
2015年6月9日(火)〜6月19日(金) 11日間

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 ただ今
音声解説中

 
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目指せ栄浜編
★宮沢賢治はきっとここに来たはず★

賢治が訪れた時代はこの栄浜が最北の駅だった 厳密には栄浜海岸駅(貨物駅)が存在し
インディゴブルーのオホーツクの目前まで来れた
万感の想いで遥々この地を訪ねたとしたらどうするだろう 終点の先にある空と海の境目を見つめるか
寄せる潮騒に過去を振り返るか 文人の気持ちは判らないが 線路があったら無意識の内に歩いているに違いない
国内での紹介はこの辺までで終了
それがあった
調査隊の栄浜でのミッションは感傷に吹ける駅でもなく漁業だけの終着駅の訳がない!
指令⇒「栄浜駅稼動の実態を調査せよ」が発令
いまひとつはっきりしなかった天気もこのあたりから強烈な紫外線と共に樺太日和になる
この親子も樺太生まれだろう 日本と違いチャライものが全くない 何もないがゆえに家族との時間を大切にしてる
【2015/6/11】
「最北の終着駅栄浜」それはかぼそい最果て感に充ちていたが・・・
栄浜駅終点時代の更にその奥にレール群を発見!
波打ち際にひっそりたたずむ終着駅を連想するが、そんな為に国威をかけた敷設だった訳がない
実際には三角線が存在し漁港他まで延びていた あるはずと思いつつやっぱり存在した
もちろん戦後初公開であるがその存在すらも歴史からは取りこぼされていた
男(賢治)の真っ直ぐな情念の舞台となったこの地の表の顔と本当の顔を見出せた・・・ そうこなきゃ


増毛とは違い駅舎はホーム沿いだった
幾本かのレールその全部が海に向かい途切れてた
栄浜海岸駅である
以前からここのところの不思議を紐解くチャンスがやってきた
最大の疑問は折り返し?だった ドリンスク(落合駅)からの逆行運転は考えにくくその割には設備が薄かった
それに結論を出したのが三角線の存在だった サハリンのみを網羅した某ナビは威力を発揮 推測を確証に変えて行く
やっぱりなと言いつつ誰も聞いてくれない ここ大事だぜって言ってるのに・・・!
そうなればどんどん裏取 他のナビとも併用して築堤らしきものがある そっちが怪しいと
お前ら達こそ怪しいとロシア人にはきっと見られてたはずだ
そうか転向は三角線だったか・・・いや〜ちょっち待って〜 ダメダメこれ続いてんじゃない?と五感が疼く
辿れば貨物積込ホームと倉庫がそのまま残ってる 面白くなってきたぞ〜
砂利道凸凹道を進む これ間違いないな!


↑朽ち果てた枕木戦前のままだ海岸駅              ↑貨物倉庫ホーム 高さがちゃんと合う  

ロシアはゴミ以外は捨てない 基本埋める 上塗りする 使えるものは使う
廃材を含めらしきものが見えるが この先は海と個人所有地らしい
発見!読みどおり存在した「栄浜海岸貨物線」

この2本のレールの意味は大きい 三角線・貨物ホームを経て漁港まで伸びていた 

真っ直ぐに漁港へと向かっているが立入禁止の為ここまで レールは30キロレール

線路はこの脇を抜けてくる この建物は反対側が2線の車庫になっているようだ
凄〜く怪しいが封印されているので不明 終着駅に車庫らしき跡は存在していない
だからこそ凄〜く怪しい


レンガの白上塗りは殆んど統治時代のものである
そして、そこに隠されていたのは軍事工場線だった

いやなもの見ちゃった枕木じゃん! と言うことで逆戻り ナビに影で出てくる築堤と合致する
奥に行ってみたいが立ち入り不可のようだ 漁港へ向かう線路途中に続いていた 分岐していたようだ


それにしてもでかく広い廃墟群だ 漁港のイメージが強いだけに ガツンとくる
幾線にも分岐して奥へ伸びていた事が伺える

賢治の銀河鉄道の夜へもつながるであろう景色があった 彼は軍事線を歩いたとは思わないが
気がついたら漁港へと続くこの海岸貨物線上にいたかもしれない・・・
当時の日本最北の鉄路であった事に違いはない
樺太幻の機関区を探す
北緯50度線近くまでの南樺太を支配した省線・樺太庁鉄道・私鉄・軌道各社
現代となっては謎めいた存在に追い込まれている
当時の運用はその背景・役割を知る上で重要である 特にその要となった機関区に注目
調査隊目的の大きな柱のひとつでもある為、徹底した現地調査を進める方針
今後この画像リンクから、現在の様子、またサハリン鉄道資料部からの提供画像多数を含め
調査報告を公開する予定です 驚きの画像ばかりです
上記画像は川上炭山駅駐泊所の超貴重画像です
<画像の使用・加工・転載等を固く禁止します>
やっぱり埋まってた落合機関区(ドリンスク)転車台跡
栄浜駅周辺を調査する上で重要だったのが落合の機関区との関係
大泊・豊原とは受持の性質が異なるが北部運用と栄浜 また、製紙工場等の各種引込線を要し入替等
その規模が気になるところだ


日本式ではあまり見られない 「埋めてしまえ」 西日本の某因美線から堀だしたという珍しい事例はあるが
通常、影も形も残らない ザックリと言えばそうだし だいたいとも言えるが 結果として化石発掘状態である
スコップを持って行って掘り出した訳ではないがサイズといい 間違いなし 戦後暫くは使用していたようだ
転線側線等もぶん投げてあったが車庫の様子を伺える形跡は見当たらなかった


左:必ずどこでも絡んでくるワンコウ達こいつらは子犬だからわわいいもんだ
右:渡板付の放車線の一部レール いい味してる
さぁ〜て東海岸線のスーパー国道で敷香を目指そう
【2015/6/11】⇒3Pへ続く

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