「第2次樺太鉄道調査隊」1
2015年6月9日(火)〜6月19日(金) 11日間

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目指せ稚内編

9日からの樺太入りを前に稚内への移動を開始!前回はなんと博多から稚内へ向かったが今回は東京から
どうせなら道東経由でととんでもない寄り道行路となった

久しぶりの釧路臨港だ、ここはカラマツトレインの原点
からまつは夜行普通列車ながら寝台車の関係で特別についた列車愛称
小樽と釧路を結んだからまつは釧路では北斗星よりも有名
開業前、この地を訪ね、この景色を見てここに店を出したい、からまつを始めたいと思ったところ
釧路駅から歩けば90分ぐらいかな?ほぼ歩いては来れないところだが、だれにも見せたくないぐらいの景色がある

時代の流れは速く鉄道の街釧路も影が急速に薄くなってしまい いつしか釧路店とも口から出なくなってしまった
開業当時の不安とこみ上げるあの情熱が蘇る ここは夕暮れより少し前がいい
むろん誰もいないが目と心がやさしい空間に包まれる 寄り道したかいがあったな・・・

【2015/6/4】

苫小牧から帯広を抜けて釧路へ向かうが
こちらもやめときゃいいのにえりも岬経由、成人になるちょっと前、バイクで日本一周をした時以来?よく覚えてないが
当時はひどいジャリ道、無尽蔵にお金がかかった道路だから黄金道路、なんて言ってたなぁとか思い出しながら走る
道は格段によくなったが、なんだよトンネルばかりで海がみえねぇじゃん
確かに名にふさわしい金がかかってる
【2015/6/2】

釧路臨港にもどる 汽車は来るし 海はいつも色が濃い 静かに時が流れる

右上の建物が旧知人駅 分岐してその昔は幣舞まで伸びていた 今のフィシャーマンズワーフの対岸

言葉はいらんね

ここは昔から猫たちの遊び場 いつ行ってもなんかかんかいる

↑現代風の現役ホッパー 2線が稼動中            ↑春採の隅には超ワイドの軌道モーターカーが

腹も減ったし 寒いし こぐまのラーメン屋台を探したがいなかった そんなわけで常設屋台へ行って見た

観光客はこの時ばかりにヘビーを喰いまくってる 見た目はチョットながら 本物の釧路ラーメン 超旨い
【2015/6/4】
いよいよ第2次樺太鉄道調査隊出航!

釧路の夜以降、阿寒(噴火はしてるし)・北見・紋別経由で稚内に向かうがこの辺は消息不明
出航前々日夜には稚内市内に到着 翌日は市役所商工観光課にお邪魔して、だいそれた樺太計画の相談やら
現地現状また大きな問題である来季以降のフェリー存続等について尋ねた
部署の空気は間違いなく来季の存続ありと感じた 北海道新聞では既に一報が発信されているが
普通に考えれば我国の総理がロシアに対して話し合いの維持を欲しているのに
唯一の航路を遮断出来る訳がない ハートランドさんは数ある運行会社の中でも
非常に誠意ある取り組みと管理には敬服している 青函航路の食い散らし営業とは比べ物にならない
でも、採算面では補助金ありとて焼け石に水状態である 撤退は誠に残念!
この航路の意図は非常に曖昧である 対ロの疎遠防止・本当の友好航路・物を売込みたい・誘致して物を売りたい?
他にも玄関口としての旅行者滞留による経済効果? 多分その全部が絡み合ってる気がする
現在は航路廃止が決まっている以上来季の維持再就航が最優先で以外は後回しと言う感は否めない
我々のようなフリーが現地訪問するには無謀と言わざるを得ない程の渡航後の未整備状況というより危険である
導線整備は運行の継続同様重要課題である 商工観光課ではその辺は旅行業者に団体としての対応を
こんな感じだった 目的が多いだけに実の改善を進めないと前進は難しいだろう お世話になりました
基本ロシアはそれなりだけの対応である
それに比べこちら側は一生懸命 かなりの温度差がある


↑りんぞうくんです
今季初出航ともあって報道関係やら関係者で結構な賑わいだった でもりんぞうくん?


時差、最後まではっきりしなかった(1時間なのか2時間なのか)
これが手荷物券、今回は2個までは無料以外は1個に付き相変わらず3000円
食料や水関係をがっつり買い込んであるのでせっかくの生協価格もフイ


取りあえず貴重品をもって客室へ
乗船時に弁当を渡される 暫くはパン生活 稚内出航!


二度目となると馴れたもの隊員は早くも爆睡してる コルサコフ(大泊)港では相変わらず怪しい船が着岸してる
今回は税関の各種検査機は電源も入ってたし稼動してた やっぱり本物なんだ
バイクで世界一周中って言うご夫婦 気合が凄い こちらも国際ナンバーつけて出発!
今回宿泊のガガーリンホテル(ユジノサハリンスク)
旅行手配会社の計らいで特別にチョイスをしてくれた
前回がそれなりだっただけに初っ端からスゴイナ〜
現地調査関係でもう一泊 なんか凄い評価の★をもらったようだ
これはあくまでも特例

駐車場入口にはゲートがあってホテル入口横に監視室がある
KGBらしからぬ怖い兄さんが反射ガラス越しに見ている
自動で上がったり下がったり
ロシアで路注は捨ててありだとか 治安はここまで必要が物語ってる
明日早朝から北を目指す

【2015/6/9】⇒2Pへ続く

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