心のfantasista「備後落合」

秘境駅にもいろいろあるが
これほど幹線道路と隔離された駅
はめずらしい これをもって秘境駅
と呼ばせてもらう(詳しくは最後に)
芸備きっての高所駅だけに
構内横からスキー場になっている
木造のセンターハウスからして
近年営業はしていないようだが
この駅の大きな特徴でもある


↑国鉄の2文字が消されていた
↑ご欄の通り 下地には筆字がみえる ねんきの入った駅標はなんとも哀愁漂う・・・
↑なんとこの駅発着による冬場の「道後山銀嶺」なる全席指定の臨時列車が存在した
他の優等列車との併結ではあったが いまの時代からは想像もまたその混みあいも
察する事は出来ない 宅配も充実してなかった時代にスキー道具も多かっただろうし
どうやってこの小さな駅舎でまかない切れたか不思議だ
駅前にある唯一店舗であったらしきお宅には「JNR国鉄旅行案内所」の看板が取り付けられていた
一日数本停車するが 列車が来るとその音にびっくり それ程今は静かな駅である
↑何度か整備され 現在駅舎の中には消防車が収められていた
構内を見るかぎり普通の田舎の駅である
↑道後山駅前 この道幅を必要とする車はここまで入ってこれない
深い山あいに完全に隔離された集落 あとは山山山


本来の旧道だろうがまるでその入り口がわからない
簡単に言えば立派な国道に両側から挟まれた形だか゜
その表示がまったくない
杉の木に蔽われ昼でも暗い
車ですら道を間違えたかと思うぐらい ましてや徒歩等
よっぽどの根性が必要である 当然夜間は真っ暗
途中お墓も登場する なによりこの道途中に2回分岐
がある 運良くたどり着いた人のみ道後山駅という
ことになる 他の道は行って無いのでわからないが
行ってみようとも思わない ぜひ仲間内での散策を
お勧めします

そんなところにも時代があった
そんなところにも駅があった
語りきれぬ苦労と夢みて汗を流した時があったろう
たまの訪問者に語る資格はない
それでもがんばれ道後山秘境駅
時空を超えて
芸備線/備後落合駅 因美線/美作滝尾駅
因美線/知和駅
芸備線/道後山駅 因美線/美作河合駅
因美線/那岐駅
順次公開予定です